松本市で全人的かつ全人生的な医療を提供する病院

松本市立病院Matsumoto City Hospital

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リハビリテーション科

リハビリテーション科では、病気や怪我などで⾝体・⽇常⽣活に⽀障が⽣じた⽅々に対して早期介⼊による早期 離床・早期退院を⽬指して理学療法⼠、作業療法⼠、⾔語聴覚⼠が、それぞれの特⾊や専⾨性を活かしながら治療を実施しています。また、急性期や回復期の患者様に対しては365⽇リハビリテーションが提供できる体制を整えています。
当院には急性期病棟、回復期病棟、地域包括ケア病棟の4つの病棟があり、それぞれの特⾊に合わせたリハビリテーションを提供しています。また、外来リハビリテーション、訪問リハビリテーションの提供も⾏い、急性期から慢性期、在宅と、⽣活の場に応じたリハを継続的に提供しています。以下に概要を⽰します。

体制

急性期病棟(2病棟)

⼊院後や⼿術後の患者様に可及的な早期介⼊を⾏い、合併症の予防や早期離床、早期回復を⽬指します。

回復期病棟(1病棟)

急性期の治療が終了した⽅を対象に、⾝体機能や⽇常⽣活動作の改善に最も効果的な集中的リハビリテーションを⾏い、退院を⽬指します。

地域包括ケア病棟(1病棟)

地域包括ケアシステムの⼀部として、在宅診療をサポートする機能と、院内で急性期の治療が終了した⽅の退院の準備を進める役割を担い、その⼈が必要とするリハビリテーションを提供しています。

外来リハ

整形外科や脳神経外科などの各診療科を受診し、医師がリハビリテーションを必要と判断された患者様へ提供を⾏っています。

訪問リハ

主に松本⻄部地区の⽅々や⼭形村および朝⽇村の⽅々を対象に、在宅での機能維持改善を⾏っています。PT/OT/STの他職種で対応しています。松本市⽴病院を退院された⽅だけではなく、他院から退院された⽅や開業医の先⽣⽅からの紹介にも対応しています。

スタッフ数(2022.10 現在)

理学療法⼠ 12名 作業療法⼠ 11名 ⾔語聴覚⼠ 3名

業務内容

対象となる疾患・依頼科

  • 整形外科:⾻折・五⼗肩・肩腱板損傷・椎間板ヘルニアなど
  • 内科:肺炎・COPDなどの呼吸器疾患、急性・慢性⼼不全、閉塞性動脈硬化症などの循環器疾患、その治療に伴う廃⽤症候群など
  • 外科:消化器癌などの消化器疾患、乳がんなどの乳腺疾患、術前・術後の早期離床含め廃⽤予防など
  • 脳外科:脳卒中・脳挫傷・脳腫瘍など⼩児科:運動や⾔語発達に関しての⽀援など
依頼科疾患
呼吸器内科肺炎,COPD,肺気腫 等
循環器内科急性・慢性⼼不全,閉塞性動脈硬化症 等
消化器内科イレウス 等
内分泌・代謝内科糖尿病 等
腎臓内科腎不全 等
整形外科⾻折,関節疾患,脊柱,筋⾁・腱損傷,腫瘍 等
脳神経外科脳⾎管障害 等
消化器外科胃がん,⼤腸がん等
乳腺外科乳がん 等
泌尿器科前⽴腺癌 等
⼩児科摂⾷障害,発達障害 等
 廃⽤症候群

理学療法(PT:Physicaltherapy)

理学療法部⾨では、幅広い疾患や病気の患者様に質の⾼いサービスが提供できるように全員が各分野の幅広い知識を有しています。医師、看護師、各コメディカルと協働し、質の⾼い理学療法を提供できるように⽇々努⼒しています。私たちは、急性期、回復期、⽣活期、予防期などすべての病期に全⼒を尽くします。

認定資格等
  • 3学会認定呼吸療法認定⼠
  • ⼼臓リハビリテーション指導⼠(⽇本⼼臓リハビリテーション学会)
  • 腎臓リハビリテーション指導⼠(⽇本腎臓リハビリテーション学会)
  • ⽇本糖尿病療養指導⼠
  • 認定理学療法⼠呼吸・循環・代謝(⽇本理学療法⼠協会)
  • がんのリハビリテーション研修修了
  • 中⼼地域糖尿病療養指導⼠

作業療法(OT:Occupationaltherapy)

作業療法部⾨では、脳神経外科や整形外科等の外科領域や呼吸器内科等の内科領域から廃⽤症候群や⼩児科の発達領域まで幅広く治療を⾏っています。作業療法における“作業”とは、⼈の⽇常⽣活に関わるすべての諸活動のことを指します。病気やけがによって、⽣活に不⾃由がある⽅々に対して、⾝体⾯だけではなく、精神⾯・認知⾯なども含めた⽣活全般を対象に、その⼈なりの、その⼈らしい⽣活の再獲得を⽬指し、治療を⾏います。また、在宅⽣活のための家屋環境のアドバイスや⽇常⽣活や社会⽣活の復帰のサポートも⾏います。成⼈のみでは無く、⼩児の⼦供さんに対して、発達の状態に合わせた運動や発達に⼤切な感覚遊びを取り⼊れた訓練および家族指導などを⾏っています。

⾔語聴覚療法(ST:Speech-hearingtherapy)

⾔語聴覚療法部⾨では、⾷べ物や飲み物が飲みにくいといった摂⾷・嚥下障害や、呂律がまわりにくいといった構⾳障害、そして失語症をはじめとするコミュニケーション障害を主に対象とし、リハビリテーションを⾏います。
成⼈だけでなく、ことばが遅い、発語が不明瞭といったお⼦さんに対するアプローチも⾏います。

院外業務・出前講座

松本地域医療圏の⻄部地域の2ヵ所の介護施設に訪問し、運動指導や⽣活指導、レクリエーションを⾏っています。出前講座では、地域の皆様に向けて、転倒防⽌やロコモティブシンドローム、フレイルに関することなどの講義を⾏っています。地域活動にも積極的に関わっていきます。

施設基準

  • 脳⾎管疾患リハビリテーション料Ⅰ
  • 廃⽤症候群リハビリテーション料Ⅰ
  • 運動器疾患リハビリテーション料Ⅰ
  • 呼吸器疾患リハビリテーション料Ⅰ
  • がん患者リハビリテーション料
  • ⼼⼤⾎管疾患リハビリテーション料
  • 回復期リハビリテーション病棟Ⅰ

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